沈黙的真相

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中国で2020年に公開されたテレビの連続ドラマ「沈黙的真相(邦題はロング・ナイト)」が今年の12月末からBSのチャンネル銀河で再放送されるようです(このチャンネルは有料なので貧乏人は視聴できません・涙)。以前、この作品をNH糞(Kと同意)がテレビ放映した際に鑑賞する機会があったのですが、その際に「日本のカスみたいなテレビ局が懲りずに幼稚なドラマを大量生産し続けている間に、中国はこんな作品を作るようになっていたんだ」という衝撃を受けたことを忘れることができません。今はまだアニメやテレビゲームの製作においては日本がリードしてはいますけども、それらの分野でも彼らが日本を凌駕するのは時間の問題のような気がしますね(汗)。

さて、この「沈黙的真相」、どんなドラマであったかと言うと、1話約1時間の12話で構成される社会派サスペンスドラマで、ストーリーは以下のような内容です。

2010年、江潭市(ジャンタン市、中国国内の架空の町)の地下鉄駅構内で爆破騒ぎを起こした男がその場で取り押さえられる。逮捕されたその男が地元の有名弁護士である張超(ジャン・チャオ)であったこともさることながら、何よりも警察関係者を驚愕させたのは、男が爆発物を詰め込んでいるように見せかけていたスーツケースの中に入っていたのが遺体であり、しかもその亡骸がかつては将来を嘱望されていた元エリート検察官の江陽(ジャン・ヤン)であったことであった。逮捕後、張超は江陽に対する殺人と死体遺棄を素直に認め、事件は簡単に片付いたと思われたが、裁判の判決が言い渡される直前になって張超は「自分は江陽を殺していないし、アリバイもある」と自供を覆す。実際、張超のアリバイが確かなものであることが判明すると「では、誰が江陽を殺害したのか?」という点で捜査は行き詰まってしまい、江潭市の公安局幹部は特別捜査本部を設置すると共に、過去に連続殺人事件を解決した実績のある優秀な刑事を本部に派遣して捜査に当たらせる。刑事の名は厳良(イェン・リャン)。評判どおりの鋭い刑事の勘と地道な努力によって真実に迫っていく厳良だったが、彼が最後にたどりついたのは事件の裏に潜む深い闇であり、そこにあったのは自らの人生を捨ててでも正義を貫こうとする人々の姿だった。

出演者には白宇(バイ・ユー)や廖凡(リァオ・ファン)、宁理(ニン・リー)など中国の錚々たる役者が名を連ねていて、演技も上手く、ストーリーもやや強引な部分はありましたが、非常に良くできているドラマだというのが僕の正直な感想。それに比べて日本の同じカテゴリーの番組のレベルはどんなものかと言いますと、とある日の午後のBS放送の番組表に並んでいたのは以下のようなものでした。

・ミステリーセレクション「自治会長糸井緋芽子 社宅の事件簿9」
・BSフジサスペンス傑作選「浅見光彦シリーズ15 金沢殺人事件」
・夕方ミステリー「犯罪交渉人ゆりこⅢ 鳥羽・答志島にて、ゆりこ監禁!」
・京都殺人案内「雪降る北の港町 小樽の海に泣く女 なぜ結婚しないの」
・昼の特選ドラマ劇場「牟田刑事官事件ファイル 横浜~南紀勝浦連続殺人!」

一日の大半の番組枠をテレビ・ショッピングに充てている低レベルな放送局が再放送に選んでいる番組ですから、自ずと低レベルであるのは理解できますが、ほんと、絶望的な気分になりますね(笑)。それにしても、これらの放送局がなぜ放送免許を取り上げられないのか不思議でなりません。電波は公共のものであって、テレビ・ショッピングの為のものではないのです。と、少し話が脱線してしまいましたが、今回紹介した「沈黙的真相」、お薦めなので皆さんにも是非とも観て頂きたいと思います。

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